Windows 11 インストール時のディスクの詳細設定 24H2対応
最終更新日
Windows11 のクリーンインストール(セットアップ)のディスクの設定で、フォーマット、パーティションの削除や作成、分割を、詳細に設定することができます。また、はUIが変更されたVer.24H2にも対応済みです。
このページでは、インストール途中の「Windows11 のインストールする場所」での、ディスクの設定方法を紹介しています。
Windows11 のクリーンインストールの方法は、下記のページをご覧ください。
Windows11 のクリーンインストールのやり方
インストールするディスクの設定
パーティション分割とは
1つのディスクドライブ内の領域を分けて、複数のドライブを作成する。1つなのに「C: D: 」のように、複数のディスクがあるように表示されて使用できます。 Windows11 のクリーンインストールでの、フォーマットやパーティション分割は、新規のディスクドライブ、または既存のディスクでは操作方法が異なるので分けて説明しています。 フォーマットやパーティションの説明図は、パソコンに、1つだけのディスクドライブが装着されている状態で紹介しています。
既存ディスクの初期化
既存のディスクのフォーマットでは、下記のように2つの状況があるので目的に合わせて実行してください。- 現状のディスク構成を変更しないなら「フォーマット」を利用して、Windows11 をインストールするパーティションのみ、または別のパーティションもフォーマットしてデータを削除する。
- 容量の調整や分割の数を変更するためなら、「削除」を実行して全てのパーティションを再構築する。
バージョン24H2でUIが変更
Windows11 Ver.24H2からインストールでのディスクの設定画面のデザインが変更されたので、24H2以降の画像を追加しました。また、操作用語は今のところ英語表記になっています。 24H2でディスクの設定をする場合は下記の図と説明を参考にしてください。基本的な操作方法は23H2以前と同じです。

下記の英語表示が24H2で、日本語表示は23H2以前の表示名です。
- Refresh 最新の情報に更新
- Load Driver ドライバーの読込み
- Bring Disk Online ディスクをオンラインにする(24H2の新機能)
- Delete Partition 削除
- Format Partition フォーマット
- Create Partition 新規
- Extend Partition 拡張

24H2で注意することは、実行内容をクリックすると確認ダイアログが表示されずに、直ぐに実行されてしますことです。
既存ディスクのフォーマット
Windows11 がインストールされている、パーティションを選択状態にして「フォーマット」をクリックします。
フォーマットすると、ファイルやデータが削除される内容の確認画面が表示されるので「OK」をクリック。

既存ディスクのパーティションの削除(再構築)
既存のディスクに新たにパーティションを作成し、分割して容量の調整や分割数を変更したい場合は、パーティションを削除した後に、再構築することができます。- パーティションを選択状態にして「削除」をクリックします。削除が終了するとパーティションの名前が「割り当てられていない領域」に変わります。
- この操作を全てのパーティションで、実行して完全に削除します。


新たにパーテンションを作成する方法は、次項の「パーティションの作成と分割」で紹介しています。
新規ディスクの初期化
新規のディスクの場合は、パーティションが作成されていない状態なので、パーティションを作成してからフォーマットを実行します。※パーティションがまだ作成されていないため、「フォーマット」はクリックできない状態になっています。

パーティションの作成と分割
ここでは、ディスクにパーティションが作成されていない状態からの、パーティションの作成方法を紹介しています。 パーティションを作成するドライブを選択して「新規」をクリックします。※パーティションがまだ作成されていないため、「フォーマット」はクリックできなくなっています。

- サイズは、最低でも「120000(120GB)」を推奨します。セットアップ後に追加するアプリが、多いならそれより大きなサイズを設定してください。
- サイズのボックス内の容量を変更して「適用」をクリックします。単位は MB で「1000」は「1GB」です。。
サイズの変更方法は、直接数字を入力するか、ボックスの右端にポインターを合わせると表示されるボタンで行います。 - 変更せずに「適用」をクリックすると、ディスクは分割されません。エクスプローラーで「C:」のみの表示になります。

確認画面が表示されたら「OK」をクリックします。
メッセージの内容は、修復する場合などに使う回復環境の領域を、作成することがあるという内容です。「システムで予約済み」や「回復」の名前で作成されます。

最初にあるパーティションが、確認画面の説明にあった回復領域「システムで予約済み」のパーティションが作成されています。

作成したパーティションの下にある「割り当てられていない領域」は、未だパーティションが作成されていない状態です。このままだとセットアップ後に、この領域が利用できず表示もされません。
セットアップ後でも、この領域にパーティションを作成することもできますが、ここで分割とフォーマットをしたほうが簡単なので、実行しておきましょう。
パーティションの追加(分割)
「割り当てられていない領域」クリックして選択状態にして、「新規」をクリックします。

- そのままのサイズで「適用」すると、「C: D:」の2つのディスクが作成されます。
- 分割ドライブを「C: D: E: F:」のように、もっと増やしたい場合は、サイズを少なく変更して繰り返し同じ操作で、パーティションを作成分割していきます。

パーティションの作成のやり直し
パーティションの作成をやり直したい場合は、やり直すパーティションを選択状態にして「削除」をクリックします。

パーティションを削除すると、ファイルやデータが削除される内容の確認画面が表示されるので「OK」をクリック。

この操作は何回でもできるので、安心してパーティションの設定操作を行うことができます。
パーティションの作成をやり直したい場合は、やり直すパーティションを選択状態にして「削除」をクリックします。

パーティションを削除すると、ファイルやデータが削除される内容の確認画面が表示されるので「OK」をクリック。

この操作は何回でもできるので、安心してパーティションの設定操作を行うことができます。
パーティションの作成が完了したら、分割したディスクのフォーマットをします。
分割したパーティションを選択状態にして「フォーマット」をクリックします。「システムで予約済み」以外のパーティションは、全てフォーマットします。

フォーマットすると、ファイルやデータが削除される内容の確認画面が表示されるので「OK」をクリック。


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