パソブル PCサポート  
ページトップへ移動

Windows 11 ハイブリッドスリープの特徴と無効/有効の設定方法

公開日

Windows11の設定からの通常のスリープ設定はハイブリッドスリープの設定ができません。また、初期値ではハイブリッド機能が有効になっています。スリープのハイブリッドの無効/有効の設定は、コントロールパネルの詳細な電源設定より操作します。また、ハイブリッドスリープの特徴は作業状況をファイルに保存して電源を切ります。  このページでは、スリープのハイブリッド機能の設定方法と、ハイブリッドスリープの特徴など説明をしています。 スリープの設定方法や問題の対処法は、下記のページをご覧ください。
Windows11 スリープ設定3つの場所と設定方法や問題対処法


Windows11スリープのハイブリッド機能の無効/有効の設定方法


1. コントロールパネルを開く
コントロールパネルを開くには、主に下記の2つの方法があります。 検索から
  • キーボードの「Windows」キーを押した後に、「control」と押します。
  • 検索画面が表示されたら、「コントロールパネル」をクリックします。
※この操作は、検索で「control」と入力する操作と同じです。
Windows11 検索からコントロールパネルを起動  スタートメニューから スタートメニューから起動する方法は、「すべてのアプリ」をクリックして、一覧の「Windows ツール」をクリックするとエクスプローラーが開き、「コントロールパネル」をクリックします。
Windows11 スタートメニューからコントロールパネルを開く  2. コントロールパネルが表示されたら「システムとセキュリティ」をクリックします。
Windows11 コントロールパネルのシステムとセキュリティを開く  3.「電源オプション」の下にある「コンビューターがスリープ状になる時問を変更」をクリックします。
Windows11 コントロールパネルの電源オプションの時間設定を開く  4. プラン設定の編集が表示されtら「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
Windows11 コントロールパネルの電源の詳細な電源オプションを開く  5.「電源オプション」が表示されたら「スリープ」の「+」をクリックして項目を展開します。
Windows11 電源オプションのスリープの項目を展開する  6.「ハイブリッド スリープを許可する」の「+」をクリックして設定を表示します。
Windows11 コントロールパネル電源オプションのハイブリッド スリープの設定を開く  7.「設定」クリックして選択ボックスの「オン」「オフ」を選択します。
Windows11 ハイブリッド スリープの有効化/無効化を選択
  • オン ハイブリッド スリープを有効化
  • オフ ハイブリッド スリープを無効化
8. 選択が終われば「OK」をクリックして、ハイブリッドスリープの有効化/無効化の設定は完了です。
Windows11 ハイブリッド スリープの有効化/無効化の設定完了
スポンサーリンク

Windows11スリープとハイブリッドスリープの違い


通常のスリープ機能は、作業中のデータをメモリのみに保存します。ハイブリッドスリープ機能はメモリ以外に作業状況をファイルにも保存します。
  • スリープ機能はメモリにだけ作業状況を保存しているので、意図せずPCの電源が切れたらスリープ前の作業データが消えてスリープ前の作業に戻れない。
  • ハイブリッドスリープ機能は作業状況をファイルにも保存するので、意図しない停電などPCの電源が切れても、起動すれば引続きスリープ前の作業が可能です。

ハイブリッドスリープ機能の特徴

ハイブリッドスリープ機能は、「スリープ機能」と「休止状態機能」を組み合わせたもので、作業中のデータをファイルにも保存しパソコンを最低限の消費電力にします。
  • 作業中のデータをメモリとディスクドライブのファイルに保存します。
  • 通常のスリープより少し遅いですが、すぐに元の作業状態に復帰できます。
  • 停電やバッテリーが切れてPCの電源が切れても、作業状況のデータをファイルに保存しているのでデータが消えずスリープ前の作業が引続きできる。
  • 作業状況をファイルに保存するため、ファイルの破損や読込みの失敗など、スリープによる問題のリスクがある。

通常のスリープ機能の特徴

通常のスリープ機能は、作業中のデータをメモリに保存してパソコンを最低限の消費電力にします。
  • ディスプレイやディスクドライブ、ファンなど電源が切れ、最低限の電力のみ使用してメモリには電力を供給し続けています。
  • 復帰操作で元の作業状態にすぐ復帰できます。
  • 停電やバッテリーが切れてPCの電源が切れると、メモリのデータが消えてしまうのでスリープ前の作業を引続き行うことができません。
  • 通常のスリープはメモリだけにデータを保存するシンプルな機能なので、スリープによる問題の発生率が少ない。

ハイブリッドスリープのデメリット

ハイブリッドスリープは、ローカルディスク(C:)」直下の隠しファイル「hiberfil.sys」ファイルに保存します。このファイルは、他にも高速スタートアップや休止状態機能でも使用されます。  hiberfil.sys ファイルの不具合や読込みの失敗などが発生することがあります。ネットや Bluetooth などの周辺機器に関する不具合、スリープから復帰ができなくなる、スリープから復帰ができないので強制的にパソコンの電源を切ったら、スリープ前の作業状況のデータが使用できずスリープ前に戻ることができなくなることがあります。  このような事から安定性を考えるなら、短時間のスリープでは通常のスリープ機能がシンプルでハイブリッドスリープより安全なところもあります。
スポンサーリンク
筆者 監修 Yukiko Mishima
著者/ Yukio Mishima
主に企業や組織のPCサポートとシステム構築のPCエンジニアリング。現場で経験した問題解決や設定など紹介しています。
筆者プロフィールとパソブルの運営情報

このページのURLをコピーする
Twitteでシェア facebookでシェア はてな ブックマーク LINEでシェア
問題や設定など Windows11 の記事一覧は、下記のページでご覧になれます。
Windows11 サポートコンテンツのリスト