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Windows 11 23H2 手動アップデートとダウンロード

最終更新日

Windows 11は、2024年10月1日に最新バージョン「24H2」が一般公開されて、Ver.23H2 の提供は終了しました。  Ver.22H2以前でも直接「24H2」にバージョンアップデートができるので、最新バージョンに更新するようにしてください。
最新バージョンのダウンロードと手動アップデートは下記のページをご覧ください。
Windows11 24H2 2024手動アップデートとダウンロード


23H2のISOファイルまたはインストールメディアがある場合は、ISOファイルまたはインストールメディアで23H2にバージョンアップデートが可能です。
23H2のダウンロードはアプリの使用で可能でしたが、現時点ではできない状況です。

Windows11 2023 Ver.23H2で何が変わる「主な新機能と更新内容」


Ver.23H2 の主な更新内容

Microsoft社は、さまざまなAI機能を試しています。23H2では生成 AI Copilot によるチャット機能やスクリーンショットツールでOCRもサポートされました。OCRは画像内のテキストを識別してコピー&ペーストできます。このAI機能でペイントアプリに背景削除が搭載されました。今後 Windows11 は段階的に多くのAIが組み込む予定です。 Ver.23H2 で提供される機能が2023/9/27に更新プログラム「 KB5030310」としで先駆けて提供されました。その後も一部の機能が10月に通常よりも多くの、更新プログラムが提供され更新済みです。
  • タスクバーのアップデート

    「ボタンを結合しない設定」と「ラベルの表示」オプションが復活。タスクバーにアプリのラベルを表示可能になり、マルチモニター環境でもタスクバーのグループをカスタマイズできる。22H2 KB5030310 更新済み
    Windows11 タスクバー ボタンの結合の解除とラベルの設定
  • 圧縮ファイルの「RAR 7Z TAR」などを標準でサポート新機能

    以前は「ZIP」形式の圧縮ファイルのみのサポートが、「RAR」「7Z」「TAR」なども標準でサポートされるようになる。22H2 KB5030310 更新済み
  • AI機能の Microsoft Copilot 新機能

    Bing AIをベースにした新しいアシスタントで、システム設定の変更、アプリの起動、スクリーンショットの取得、テーマの変更など、さまざまな操作が実行可能。 Copilot はまだプレビュー版で段階的にリリースしているので、環境により23H2のアップデートで直ぐに利用できない場合があります。 Copilot を使いたい場合は Edge のCopilot アイコンからでも利用可能です。
    Edge ブラウザからCopilotを起動 Copilotは[Windows]+[C]起動でき、音声にも対応してチャット機能も搭載されている。また Windows11に融合されているので、メールやドキュメントなどからデータを取得して、下書きをさせることもできるようになる。 タスクバーの Copilot のボタンアイコンを非表示にする方法と、Copilot を完全に無効化して削除する方法は下記のページで紹介しています。
    Copilot アイコンを削除す方法と完全無効化
  • ペイント の更新

    AI機能を搭載し、背景削除を削除できる。またレイヤー機能も追加される。描画とデジタル作成をAIで強化。
  • Snipping Tool の更新

    画像からテキストを抽出するOCR機能、オーディオとマイクを使用したサウンドキャプチャの追加で、以前は画面を切り取った録画のみでしたが、音声も同時に録画できるようにサポートされる。また、「Windows」+「Shift」+「R」キーで素早く録画ができるようになる。
    その他、全画面やアクティブウインドのスクリーンショットの選択が追加。22H2 2023/10のアップデートで更新済み
    スクリーンショットアプリ Snipping Tool の使い方はこちらをご覧ください
  • メモ帳の更新

    メモ帳は自動的に保存をされ、メモ帳を閉じて戻ったときに中断したところから再開できる。強化されたメモ帳は、以前に開いたタブと開いているタブ全体で、保存されていないコンテンツと編集を自動的に復元。22H2 2023/10のアップデートで更新済み
  • 通知センターボタンの改善

    未読通知の数が表示されなくなり、アラートがあるとアクセントカラーでベルボタンに置き換わる。
  • エクスプローラーの更新

    ツールバーとアドレスバーのデザインの更新、フォントとドロップダウンメニューが改良され、タッチモードでも利便性が向上。アドレスバーの位置が移動し、OneDriveがインストールされている場合、バックアップを開始するボタンが表示される。
  • 音量ミキサーの改善

    アプリごとの音量スライダーと、出力デバイスの素早い切り替えが可能になる。また、「Windows」+「Ctrl」+「V」キーを押してミキサーが表示できる。
  • 新機能の Windows バックアップ

    ファイル、データ、設定、資格情報のバックアップを行う新しいアプリ。ただし OneDrive に保存する仕様なので、無料容量の5GBを超えると課金が必要。
他にも「23H2」では、Windows Inkで手書きテキスト入力、タスクマネージャーのUIの変更、ローカル共有UIの変更とWi-Fi Directを利用した高速なファイル転送などがあります。
バージョンアップデートでディスクドライブが暗号化される場合があると報告されてます。23H2ではあまり聞きませんが、暗号化されたくない場合は念のため対策しておいた方が良いでしょう。暗号化の回避方法は下記のページを参考にしてください。
Windows11 バージョンアップデートの自動暗号化を回避する方法
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Windows11 2023 23H2 に手動でアップデートする方法

公開は終了しましたが、23H2のISOファイルまたはインストールメディアがある場合は、ISOファイルまたhインストールメディアでバージョンアップデートができます。

23H2のISOファイル/インストールメディアで手動アップデート


このやり方は、上書きバージョンアップデート方式です。通常のアップデートと何もかわりません。上述の方法でアップデートが失敗するようなら試すのも良いでしょう。 

ISOファイルで23H2に手動アップデート

1. 23H2 のISOファイルを実行
  • ISOファイルをダブルクリックします。
  • ダブルクリックすると、Windows11 の仮想DVDが作成されファイルの中身が開きます。
  • ファイルが表示されたら「Setup」をダブルクリックして実行します。
ISOファイルでバージョンアップデート
インストールメディアを使用する場合
インストールメディアを使用する場合は、メディアを右クリックして「プログラムから開く」→「エクスプローラー」をクリックします。
メディアの中身が表示されたら「Setup」をダブルクリックすれば、ISOファイルと同じ方法でアップデートが可能です。
2.「ユーザーアカウント制御」警告が表示されたら「はい」をクリックします。 ユーザーアカウント制御の警告の確認  準備中の表示の後に、
3.「Windows セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックします。 Windows11 のバージョンアップデートの更新に関する設定  4.「更新プログラム、ドライバー、オプション機能の入手」が表示されたら、
修復する目的なので「今は実行しない」を選択し、「次へ」をクリックします。「PCをチェックしています」などが表示されるのでそのまま待ちます。
バージョンアップデートで他の更新をしない  5.「ライセンス条項」が表示されるので「同意する」をクリックします。
ライセンス条項、同意するをクリック  6.「インストールに必要な作業を確認しています」と表示されたら、そのまま待ちます。
インストールに必要な作業の確認 

ISOファイルでのアップデートで重要な設定

注意事項
PCの状態を変更せずにバージョンアップデートをする為、この時点では、まだ「インストール」をクリックしないでください。
  • 「個人用ファイルとアプリを引継ぐ」が表示されていて、チェックマークが付いている事を確認します。
  • 「個人用ファイルとアプリを引継ぐ」が表示されていない場合は、「引き継ぐものを変更」をクリックします。
個人用ファイルとアプリを引継ぎの確認  「引き継ぐものを変更」をクリックした場合
個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」をクリックし選択して「次へ」をクリックします。
個人用ファイルとアプリを引き継ぐを選択
必要な作業の確認画面が表示されるので、そのまま待ちます。
7.「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」と表示されていることが確認できたら、「インストール」をクリックします。
バージョンアップデートの開始  8.「Windows 11 をインストールしています」と表示されるので、環境により時間がかかる事もありますが、そのまま待ちます。
バージョンアップデートの最終準備
バージョンアップデートのキャンセル
「インストールしています」の画面では、最終の準備段階です。キャンセルはこの画面が終了するとできなくなります。

9. 最終の準備が終了すると、「間もなくPCが再起動されます」とメッセージが表示され、暫くすると再起動します。
バージョンアップデートの最終準備の終了  10. 再起動後、起動画面の後に「更新プログラムを構成しています」と表示されるので、そのまま待ちます。
  • パソコンの環境によって、かなり時間がかかる場合もあります。
  • インストールの進行状況や、メッセージが表示され、
  • 数回自動で再起動する場合もあります。
  • 画面で止まっているように感じても、明らかに問題がある以外は「強制終了」しないでください。
バージョンアップデートのプログラムの構成  11. バージョンアップデートが問題なく進めば、サインイン画面が表示されるのでサインインします。
バージョンアップデート後のサインイン  12. 23H2 バージョンアップデートの最終構成が始まるので、そのまま待ちます。
  • 「これには数分かかる場合があります。」と表示され、別のメッセージが表示された後に、「もう少しで完了です」と表示さるので暫くそのまま待ちます。
  • 環境により自動で再起動する場合もあります。また、なかなか進まないからと言って、強制終了するようなことはやめてください。
  • ホーム画面が表示されれば、23H2のバージョンアップデートは完了です。
バージョンアップデートの完了 

バージョンの確認

設定の「システム」にある項目の「バージョン情報」をクリックします。
バージョンアップデート後のサインイン

Ver.23H2 バージョンアップデートの不具合の対処法


23H2のアップデートが失敗するときの対処法

■ エラーコード 0x8007001f でアップグレードが失敗する

エラーコード 「0x8007001f」で失敗する場合は、レジストリのユーザリストに不要なユーザや重複ユーザが登録されている原因が高いです。対処方法は、レジストリのユーザリストにある不要なユーザーキーを削除します。
Windows11 0x8007001f でアップグレードが失敗する時の対処方法

■ トラブルシューティングを実行する

トラブルシューティングツールは、アップデートやネット接続、プリンターなど指定し、問題の検出をして問題が見つかれば、自動で修復してくれる機能です。使い方は下記のページで紹介しています。
Windows11 の問題-トラブルシューティングツールの使い方

■ コマンドでシステムのチェックをする

Windows11 のシステムファイルの破損などの不具合で、バージョンアップデートが出来ない場合もあります。アップデートが失敗するようなら、一度システムのチェックをしてアップデートできるか試します。
Windows11 コマンドプロンプトでシステムを修復する方法
特にアップデートツール(インストールアシスタント)でエラーが出た場合は、下記のコマンドを実行しアップデートを試してみてください。
Dism /online /cleanup-image /startcomponentcleanup
アップデートクリーンアップ コマンドが完了したら、再度インストールアシスタントでアップデートを実行します。

■ 空き容量が足りないときの失敗

バージョンアップデート途中のエラーで、「0xC190020E」というエラーコードが表示される場合は、ディスクドライブの空き容量が不足している可能性があります。PCの環境にもよりますが、検証した結果データやアプリが入っていない場合でも、最低26GB以上の空き容量が必要でした。データの容量よっては、これでも足りない場合もあります。
下記のページは、主に更新プログラムの失敗を紹介していますがバージョンアップデートにも適用できるので参考にしてください。
Windows11 更新プログラムが失敗する時に試すこと  その他にも、更新プログラムのチェックでバージョンアップデートが失敗する場合、IOSファイルからアップデートすることで成功することがあります。

23H2のバージョンアップデートで問題が発生した時の対処法


Windows11 起動ドライブの準備

23H2のアップデートを実行する前に、念のため Windows11の起動できるUSBドライブを作成しておくことで、問題をスムーズに解決できる場合があるので起動ドライブの作成は推奨です。
Windows11 起動可能なUSBドライブを作成する3つの方法

■ Ver.23H2のアップデートで重くなったなど動作の不具合

バージョンアップデート後に Windows11 が重くなった、PCが不安定になったなど、アップデートによりシステムファイルの破損や不具合、引継ぎに問題が発生していることも考えられます。   この場合、コマンドでシステムのチェックと自動修復で改善することがあります。システムのチェックの操作方法は、下記のページをご覧ください。
Windows11 コマンドプロンプトでシステムを修復する方法

■ 23H2のアップデートで起動できなくなった場合

バージョンアップデート後に Windows11 が起動できなくなった場合は、修復機能を立上げて、機能更新プログラム Ver.23H2 を削除して、以前のバージョンで Windows11 を起動することにより問題を解決できる場合があります。詳しくは、下記のページをご覧ください。

■ 23H2のアップデートで不具合が発生した

バージョンアップデートでPCが不調になったり、アプリや周辺機器の使用に問題が発生するようなら、10日以内であれば、アップデート前のバージョンに戻す復元機能が利用できます。詳しくは、下記のページをご覧ください。

アップデートしたバージョンの確認方法

アップデート後にバージョンを確認するには、「設定」→「システム」にある「バージョン情報」をクリックすれば確認できます。
Windows11 バージョンの確認
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筆者 監修 Yukiko Mishima
著者/ Yukio Mishima
主に企業や組織のPCサポートとシステム構築のPCエンジニアリング。現場で経験した問題解決や設定など紹介しています。
筆者プロフィールとパソブルの運営情報

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