Windows 2023/8月の更新プログラムはセキュリティ強化を重点
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Microsoft 2023年8月8日に Windows11と10 の更新プログラムをリリースしました。今回のアップデートは、主に脆弱性などのセキュリティの強化や修正です。 Windows Update の更新が来ない場合は、Microsoft Update カタログからダウンロードして直接インストールすることもできます。
Windows向けのセキュリティ更新プログラムを2023年8月8日にリリース
更新プログラムの要点
- Windows11 バージョン22H2向けに「KB5029263」21H2は「KB5029253」の更新プログラムを提供
- Windows10 バージョン22H2と22H1向けに「KB5029247」の更新プログラムを提供
- 更新プログラムには「.NET」および「Visual Studio」の脆弱性(CVE-2023-38180)への修正が含まれていて、これによりサービス運用のトラブルなども解消されます。
- Microsoft Office 向けにも更新プログラム(ADV230003)が提供され、セキュリティが強化されます。また、既に悪用の可能性があるとされている Memory Integrity System Readiness Scan Tool に関してもセキュリティの修正パッチが当てられます。
- 特権昇格の脆弱性(CVE-2023-21709)や、Microsoft Message Queuing におけるリモートコード実行の脆弱性(CVE-2023-35385、CVE-2023-36910、CVE-2023-36911)など、リスクが高い脆弱性も対処されています。
2023/8/8セキュリティ更新プログラムのダウンロードは、下記の公式サイト Windows Catalog で可能です。
更新プログラム適用での注意事項
2023年8月8日の更新プログラムのインストールで、再起動でかなりの時間がかかるなど報告もされています。実際に何台かアップデートした結果、環境によるものだと考えられますすが1時間強かかったPCもありました。
作業中などは避けて、余裕がある時にアップデートしたほうが良いでしょう。 アップデートの再起動のスケジュールは下記の順で可能です。
- タスクバーの「アップデートアイコン」を右クリック
- 「再起動の再スケジュール」をクリック
- 「日を選ぶ:」で日にちを選択
- 「時刻を選ぶ」で時刻の設定
- 最後に「再起動のスケジュール」をクリックして完了
更新プログラムのトラブル
更新プログラムのインストールで問題が発生したら、下記のページを参考にしてください。
更新プログラムのインストールで問題が発生したら、下記のページを参考にしてください。
その他 2023年8月の更新プログラムの抜粋
- デバイスのバッテリー使用に影響を及ぼす Windows 通知プラットフォームの問題の修正。
- クライアントと WNS サーバー間の接続が、より信頼性のあるものに更新。
- ネットワーク接続が完全に初期化されていない場合の Windows Autopilot の修正。
- イベントチャネルをサブスクライブする際、不要なイベントが転送される問題を修正
- 特定のCPUのL2キャッシュの報告が不一致になる問題の修正。
- Defender ファイアウォールの、信頼されたLANから公共ネットワークに自動切り替えることができない問題の修正
- 国/地域とオペレーター設定アセット (COSA) プロファイルを最新に保つ更新。
- 印刷ジョブに影響を及ぼす問題の修正。
- 特定のワイヤレス広域ネットワーク (WWAN) デバイスに影響を及ぼす問題の修正。
- Internet Protocol Security (IPsec) でのスタックの問題を修正。
- Windows に対する攻撃のリスクがあるドライバーを防ぐための更新。
- Windows Defender Application Control (WDAC) に影響を及ぼす問題の修正。
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