USBメモリにパスワードを設定して暗号化する BitLocker Windows
最終更新日
Windows 11/10/8 では、Pro や Enterprise などの上位エディションで BitLocker(ドライブ暗号化機能)が搭載されていて、USBメモリにパスワードを設定することができます。
このページでは、BitLocker でUSBメモリにパスワードを設定する方法を、主にWindows11を使用して紹介しています。
※ Home 版ではパスワードの設定はできません。
目次
USBメモリにパスワードを設定する
USBメモリにパスワードを設定すれば、USBメモリを開くときにパスワードが分からないと、中身を見れないように暗号化することができますです。ただし、BitLocker でパスワードを設定したUSBメモリは、Windows 以外では使用できなくなります。
データが入っている、USBメモリにパスワードを設定してもデータは削除されませんが、安全のためにもUSBメモリの中身をパスワードを設定する前にバックアップを作成するようにしてください。
BitLocker で USBメモリにパスワードの設定と暗号化
1. パソコンにパスワードを設定する「USBメモリ」を接続して、認識されていることを確認します。

Windiws 11/10
- キーボードの「Windows」キーを押した後に、「control」と押します。
- 検索画面が表示されたら、「コントロールパネル」をクリックします。

- キーボードの「Windows」と「x」キー押します。
- メニューが表示されたら「コントロールパネル」をクリックします。




アイコンが表示されていない場合は、メニューの展開アイコンをクリックしてください。 6. BitLocker が起動するのでそのまま待ちます。


暗号化の回復キーの確認や保存はできますが、パスワードの部分はできないのでパスワードを忘れないようにしてください。 9. 「回復キーのバックアップ方法を指定してください」と表示されるので、好きな方法を選択してください。バックアップが完了したら「次へ」をクリックします。

- Microsoftアカウントに保存する
Microsoftアカウントのデバイスの管理ページに保存します。Microsoft アカウントにサインインしていることが必要です
- ファイルに保存する
USBメモリ以外の、暗号化されていないディスクやUSBメモリに保存します。
回復キーを保存したサンプル図
- 回復キーを印刷する
回復キーをプリントアウトします。
USBメモリのパスワードを忘れても、回復キーがあればパスワードを解除できるので、バックアップはとても重要な操作です。
10.「ドライブを暗号化する範囲の選択」が表示されたら、内容を確認してどちらか1つを選択して「次へ」をクリックします。USBメモリの中身が空でも、ファイルなどを追加すると暗号化されるので、通常は「使用済みの領域のみ暗号化する」を選択します。





USBメモリのパスワード設定完了の確認
- 「BitLocker が無効です」が「BitLocker が有効です」に変わり、展開アイコンをクリックすると、操作メニューが表示されます。
- エクスプローラーの「PC」に表示されている、USBメモリのアイコンに鍵マークが追加されています。
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パスワードを設定したUSBメモリのロックを解除する
USBメモリをパソコンに接続するたびにパスワードの入力でロックを解除するか、パソコンにパスワードを保存させて、パスワードの入力を省略してロックを解除する、2つの方法があります。PCにパスワードを保存してUSBメモリのロックを自動解除
この設定は、パスワードを保存したパソコンのみに有効で、他のパソコンにUSBメモリを接続すると、パスワードの入力なしではロックを解除することはできません。 1. USBメモリのアイコンをダブルクリックすると、パスワードの入力画面が表示されます。



上記の方法以外にも、既にパスワードを入力してロックが解除されている場合は、下記の「自動ロック解除の無効化」の説明(3)にある、「自動ロック解除の有効化」をクリックすれば、パスワードを保存させることができます。
PCに保存したスワードを削除する(自動ロック解除の無効化)
パソコンに保存した USBメモリのパスワードの削除すると、次回接続にはパスワードの入力なしでは、開くことができなくなります。 1. コントロールパネルの 「BitLocker ドライブ暗号化」を開きます。
メニューがない場合は、USBメモリのドライブ名の右端にある展開アイコンをクリックするれば表示できます。

「自動ロック解除の有効化」をクリックすれば、USBメモリを自動でロック解除に戻すことができます。
USBメモリを開くときに常にパスワードを要求する
1. USBメモリのアイコンをダブルクリックすると、パスワードの入力画面が表示されます。


USBメモリのパスワードを変更する
パスワードを変更する前に、USBメモリのロックを解除しておきます。 1. コントロールパネルの 「BitLocker ドライブ暗号化」を開きます。

メニューがない場合は、USBメモリのドライブ名の右端にある展開アイコンをクリックするれば表示できます。 3. パスワードの変更画面が表示されたら、現在の(古い)パスワードを入力し、新しパスワードと確認用のパスワードを入力したら「「パスワードの変更」をクリックします。


パスワードの変更画面の下部の表示されている機能の説明

忘れたパスワードをリセットする
パスワードの変更と同じで、パスワード解除(リセット)して、パスワード無しでUSBメモリを使用できるように、するものではありません。 「自動ロック解除」を有効にしていて、現在のパスワードを忘れた時に使用するのに便利な機能です。強力なパスワードを選択する方法
こちらをクリックすると、ブラウザが開き Microsoft Bing の検索にて「強力なパスワードを作成する方法」の検索結果が表示されるだけです。USBメモリの暗号化を無効にしてパスワードを解除する
暗号化を無効化する前に、USBメモリのロックを解除しておきます。パスワードを忘れて解除できない場合は、次項の「USBメモリのパスワードを忘れた時の解除方法」をみてください。 この操作は、暗号を無効化してUSBメモリに設定したパスワードのロックを解除します。無効化後はパスワード無しで、USBメモリを使用することになります。 1. コントロールパネルの 「BitLocker ドライブ暗号化」を開きます。

メニューがない場合は、USBメモリのドライブ名の右端にある展開アイコンをクリックするれば表示できます。 3. BitLocker を無効にする画面が表示されたら、「 BitLocker を無効にする」をクリックします。

4. USBメモリの表示が「…暗号の解除中です」と表示が変わるので、そのまま待ちます。


USBメモリのパスワードを忘れて操作できない時の対処法
USBメモリに設定したパスワードが分からなくなり、ロックを解除や無効化の操作ができないときは、回復キーがあれば解決できます。回復キーでUSBメモリの暗号化やパスワードを解除する
パスワードを忘れてUSBメモリのロックを解除できない場合は、回復キーがあるならUSBメモリのロックを解除することができます。 1. USBメモリのアイコンをダブルクリックすると、パスワードの入力画面が表示されます。




これで、USBメモリのロックの解除は完了です。 5. 回復キーによるUSBメモリのロック解除後の設定 暗号化を無効化する場合
暗号化もパスワードも無効化したい場合は、ロック解除済みなので上記の USBメモリのパスワードを解除して暗号化を無効 を、実行することができます。 このままUSBメモリを使用する場合
ここまでの操作で、USBメモリのロックは解除されているので中身のファイル操作などができます。そのまま使用するのであれば、上述のUSBメモリのパスワードを変更するにある「忘れたパスワードをリセットする」でパスワードを設定します。
回復キーが分からない
どうしても回復キーが分からない場合は、回復キーが見つかるまでUSBメモリをそのままにしておくか、中身のデータが必要なければ、フォーマットして新たな状態でUSBメモリを使用できるようにすることができます。 USBメモリのフォーマット フォーマットとは、ディスクドライブやメディアなどのUSBメモリの中身を全て削除します。 1. パスワードを設定した、USBメモリを右クリックしたメニューの「フォーマット」をクリックします。

パスワードを設定していた、USBメモリの鍵のアイコンが消え、空き容量が100%に変われば、回復キーが分からない USBメモリのフォーマットは完了です。
BitLockerでパスワード設定したUSBメモリが開かない時の対処法
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